ホーム » VARIOUS » 1990年代のバンドブームに捧ぐ

世は世紀末 空前のバンドブームに浮かれる JK

正確には2000年までが20世紀ですけどね。 2000年問題とか懐かしいです。年齢を密かに公開したようなもんですが、泣く子も黙るバンドブームが訪れました。夜な夜なイカ天や推しのオールナイトニッポンを聞いて毎日寝不足で登校する毎日です。親はきっと遅くまで勉強して寝不足なんだと思ってたに違いありません。あなたの娘は赤や黄色のトゲトゲの頭でお化粧した男子グループにお熱()でした。今回はバンド個体の話の前に私の音楽遍歴やバンドとの出会いを綴っていきたいと思います。かなり古いお話になりますが、同世代の方や好きになってしまったバンドが古かったという方にニヤリとしていただけましたら本望です。

高校生時代はバンドをしたくてももう加入するバンドがないほどみんながバンドをしていて、しかも絶対的に競争率の高いギターパート希望で自分がバンド活動することは叶いませんでした。ぼちぼち練習するものの成果の上がらないギターを横に置き、さらに夢中になっていったのがいわゆるヴィジュアル系のバンドです。ちなみにいまだにギターは弾けません。3本も持ってるのに。「ロッキン f 」「PLUM」「バンドやろうぜ」「ARENA 37℃」「PATi▶PATi」[FOOL‘S MATE」「SHOXX」などなど当時はスマホも携帯もなく田舎に住みの私が入手できる情報は音楽系の雑誌がほとんどで毎月雑誌代とレンタルCD代にお小遣いが消えていきました。学生カバンの中は音楽雑誌とウォークマンがデフォ。

少し戻ってロックとの馴れ初め

バンドブームの波が来る前はみんなアイドルが好きだったのかな。チェッカーズ(バンドなのにアイドル扱いすみません)や光 Genji でどのメンバーが好き?と聞かれて困ってました。まず好きなの前提っていうのが、いただけません。

ある日、たいして興味もないまま何気に見た「夜のヒットパレード」で異様な光景を目に。白い顔におどろおどろしい衣装、ひずんだ音にとても正気とは思えない歌詞。聖飢魔Ⅱと出会った中学2年生のおさげ女子が文字通り中2病を発症した瞬間でした(笑)。そこからバスに揺られ当時は貸レコード屋さんまで行き、親戚の家でカセットテープに落としてもらい擦り切れるまで聞きまくりました。「明星」を買っていた同級生に聖飢魔Ⅱは怖いからいらないというので切り取ってもらい、下敷き(クリアファイルのように間に紙がはさめる仕様)にいれてニヤつく授業中を日々送ってましたね。聖飢魔Ⅱつながりで EARTH SHAKERLOUDNESS や、BON JOVI などハードロックを聴き始めていました。歌謡曲にはない刺激的な音は、生ぬるい毎日を忘れさせてくれます。周囲の友達にも同じような人がいなかったためあまり視野は広げられませんでしたが、県内の中心地にある高校へ進学し本屋さんとCD屋さんにちょくちょく寄れる環境が揃ったのでした。

「あの X が、とうとうデビュー!!」

すでにジェイル大橋さんは聖飢魔Ⅱを脱退したあとでしょんぼり気味でしたが、市内の本屋さんに並ぶバンド系の綺麗な表紙の雑誌を買いあさるようになっていました。そこで他の人気があるバンドのことをどんどん学習していく毎日で、そこにまた衝撃の出会いが待っていました。駅の本屋さんで立ち読みしていたんですが、ペラペラとめくったページを見開きで使った大々的な広告を見てしまいました。「あの X が、とうとうデビュー!!」その記事から数か月前にすごいバンドがいるというのは聞いてはいましたが、情報の少ない当時いまいちよく知らないままの X 。軒並みライブハウスを満員にして破壊してるという(笑)、噂だけが先走ってる人たち。なんで壊すんだ、と破壊の美学が分かってない JK もすぐ虜に。まずはCD「BLUE BLOOD」を入手し、そこからは転げ落ちるようにハマっていったのでした。あの綺麗な広告の写真が目に刺さるように衝撃的でした。ヴィジュアルショックというのを、さすが仕掛けの親が地でいってましたね。

友達もしっかり伝染しライブ行きたいねと言っていたころに、中止になったツアーの振り替え講演のチケットを譲ってくれるお話が!なぜ中止になったのかというのは まぁ お察しいただけるとして、もう行けないと思っていたライブに行けてますますハマることになりました。このライブのお話はまた後日、別記事で上げたいと思います。

その瞬間から長いこと hide ちゃんのファンです。そしてhide ちゃんがお空の住人になってからもう 24 年が経ちました。何年経っても全く退色しない hide ちゃんのスタイルは唯一無二だなと、自分が年を重ねる度に痛感します。

見た目がちょっとアレだけど実力派が大好き

褒めてますから(笑)。最初に書きました「聖飢魔Ⅱ」も「 X 」も当初はテレビ出演やバラエティー番組で笑われたりする存在だったのも事実ですが、知名度を上げるための演出でありコミックバンドではない自分たちを貫く姿勢や演奏力の成長が見て取れたのがハマる、魅力の一部であったと思います。今でも途中休憩しながらでもバンドを存続してくれているメンバーさんには感謝しています。休憩が長すぎるというのは置いといて…。

推しのバンドが増えることはあまりありませんでしたが、数年前から「MAN WITH A MISSION」を聴いています。硬派で漢は背中で語る系ですが、頭が狼なんですよねぇ。これまたどうしたことか(褒めてます)。力や乱暴な男らしさではなく、包容力と優しさの男らしさが詰まったバンドです。熱い狼ですね。

最近、好きになったといえば「-新天地開闢集団- ジグザグ」。なんだこのオカッパ頭(褒めてます)。そこから入り速攻で Amazon で CD ポチりました。歌唱力の高さ、個々の演奏力の高さに驚きました。それがオカッパ頭なんですよ。そこがミソです。いろいろ噂の絶えない WANDS 第 5 期もご一緒にどうぞ。どっちかって言うと、命さまの方が好みです。上原くんより。(え

推しは増えたが忙しくて楽しい

結局のところ、何十年もバンドが好きです。そしてこれからもずっと好きなんでしょう。なかなかライブに行けなくなりましたが、そのうち機会があうバンドがあったら行きたいです。もう最前列なんて行かなくていいです。同じ会場で同じ時間を共有できたらいいので立ち見席でもいいかな。最前は今パワーが有り余ってる若い衆が楽しんでください。昔、あの頃の私たちが夢中で楽しんだように。

長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。また次回もお楽しみに。

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